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全国5ヶ所で開催されたマタニティルネッサンス2007のファイナル、東京会場には妊婦さん、ご家族連れ、お孫さんと一緒に訪れたおばあちゃんなど、たくさんの方々にご来場いただきました。今回は「パパの育児・家事シェアが日本の未来を変える!」というスローガンのもとに、メインステージでは元防衛大臣・衆議院議員小池百合子先生の特別講演、日本ベビーサイン協会の吉中みちる理事長の講演「楽しいベビーサイン」、医療現場の現役ドクターによるパネルディスカッションが行われました。パパの育児・家事シェアのヒントが盛りだくさんの密度の濃い時間となりました。 |
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元防衛大臣・衆議院議員 小池百合子先生は、食料安全保障・環境問題・国力・少子化問題など様々な視点から国の抱える問題点について触れ、その問題を乗り越えていくためには戦略を立てて実行することが必要であると話されました。 |
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日本の少子化問題に関しては、女性の育児休暇取得率は約8割というデータがありますが、その中には妊娠・出産による退職者は含まれていないこと、また、制度が整っていても男性の育児休暇取得率は1割にも満たないことなど、国の政策と社会の空気との格差があることを指摘されました。これからは育児休暇を熱心に推進する企業は良い会社であり、男性が育児休暇をとることはカッコイイことなのだと社会の空気を変えて行くべく、皆の声を聞いて戦略を立てていきたいと力説されました。 |
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また、日本のように国の休日が多い国は他になく、皆が休まないと休めない国であることを問題視。これからは、パパが育児休暇をとるのが当たり前になり、ママも妊娠・出産で今までのキャリアを無くすことなく仕事に復帰できる社会になることが必要なのだと訴えられました。
小池百合子先生が提言する"子育てがご褒美である"という社会になるためには、国を挙げての取り組みに加え、企業側・社会全体にも意識改革が必要です。
日本の空気を変えていきましょう!と来場者に呼びかけられた「小池百合子さんからのメッセージ」は、会場のパパ・ママの意識を高めたのではないでしょうか。 |
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・皆が安心して暮らせる国になるよう、一人一人がもっと政治や社会にも関心をもつべきですね。
考えさせられました。
・政治に対して求めてばかりではなく、これからは子どもの為によい環境を与えてあげられるように
自分ができることを考えていきたい。 |
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楽しいベビーサイン」では、ベビーサインの紹介に始まり、歴史や種類、始める時期などベビーサインに関する基本的なことを教えていただきました。 |
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ベビーサインは赤ちゃんの様子を知るためのサインではなく大人が手を使って表現し、それを赤ちゃんが覚えて使う・・というように、言葉の習得と同じく学ぶもの。ベビーサインを使うと話ことばが遅れるのでは?と心配される方もいるそうですが、逆にベビーサインをしていた子は概念が確立されているので、おしゃべり上手になるケースも多いというデータもあるそうです。 |
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言葉を話せない赤ちゃんの頃から、ベビーサインでコミュニケーションをとると多くのメリットがあり、特にパパがベビーサインを使えると育児がぐんと楽しくなります。ベビーサインが使えることで赤ちゃんとの付き合い方が分からないパパにも赤ちゃんのニーズが分かり、安心してママがいなくても子供とお留守番ができ、病気の時なども赤ちゃんの痛みや気分をわかってあげられます。
パパは子どもと仲良くなれて、ママもパパと育児をシェアできて一石二鳥!ベビーサインで家族の絆を深められたら素晴らしいですね。会場では、パパやママが実際に手を動かして赤ちゃんに話しかけたりする様子も見られました。 |
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・自分の気持ちが通じることで、伝えようと言う意識が育つという話を聞いて、子どもの気持ちをわかって
あげるようになりたいと思いました。
ベビーサインの教室もたくさんあるみたいなので子どもと参加してみたいです。
・ベビーサインをパパに是非覚えて欲しいです! |
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パネルディスカッションのコーディネーターはバースセンス研究所の大葉ナナコさんです。和やかな雰囲気の中、パパの育児・家事シェアについての本音トークが繰り広げられました。今回のディスカッションでは産婦人科の先生方が妊娠中からのパパの家事参加意識について感じることや、ママにとっての夫婦関係満足度の高さが少子化対策につながるというデータに対してのお話など、パネラーの貴重な意見を聞くことができました。 |
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うれしいことだけでなく、嫌なことや悲しいことも共有し、ママの気持ちを汲み取ってあげてほしい。 |
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育児・家事シェアは疲れていてもやらなければいけない“仕事”と思っていたけれど・・・ |
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不妊治療を専門に扱っている杉山産婦人科 院長 杉山力一先生は、「育児・家事シェア=疲れていてもやらなければいけない“仕事”と思っていたけれど、電子父子手帳のパパテストの項目を見たら仕事ととらえる以前の内容だったので、こんな普通のことすら知らないパパがいるならば“シェア”とは何かを再認識すべきです!」と何度も強調。そしてこれからは不妊治療を専門とする医療現場でも、子供ができる前から男性が女性をいたわれる(なるべく一緒に来院できる)対策をしていきたいと話されました。パネラーのお話を真剣に聞くパパとママの姿が印象的でした。 |
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・普段医療の現場で活躍されている産婦人科の先生方も、実生活では普通のパパで、
悩んだりもするだと知って、なんだかホッとしました。
・パパにシェアして欲しい気持ちをはっきりと言い続けることが大切なのですね。
これからはパパ育てもがんばってみます(笑) |
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