マタニティルネッサンス2007
  特別講演 パネルディスカッション 映像で見る
札幌会場
全国5箇所で開催されたマタニティルネッサンス2007。
第2回目となる札幌会場には性別・年齢を問わず妊娠・出産に対する高い意識をお持ちの方が来場していました。「パパの育児・家事シェアが日本の未来を変える!」というスローガンのもとに、メインステージでは元オリンピック選手で参議院議員の橋本聖子先生の講演に始まり、札幌マタニティ・ウイメンズ顧問・藤本征一郎先生の特別講演「安心できるお産のために−助産師外来のススメ−」と、医療現場の現役ドクターによるパネルディスカッションが行われました。パパの育児・家事シェアのヒントが盛りだくさんの密度の濃い時間となりました。
 
母親が十分な愛情を子どもに注げる社会に!
特別講演「子育ては私の学び」参議院議員 橋本聖子先生
元オリンピック選手で参議院議員の橋本聖子先生は現役の子育てママ。持病と闘いながらオリンピック選手になるまでの経験、母親として国会議員として活躍される中での経験から、橋本先生の目指す社会についてお話いただきました。
 
持病と闘いながら目指したオリンピック、障害は壁ではなくチャンス!
オリンピック出場が現実のものとなろうとしたとき、腎臓病・肝臓病・呼吸不全の3つの病気と闘っておられたそうです。闘病生活の中で、もっとつらい病気と闘う人たち、リハビリに励む障害者との出会い、健康のありがたさ、障害は壁ではなくチャンスだと教わったそうです。
 
妊娠・出産後に安心と喜びが待つ社会に!
福祉のボランティア活動から政界に入った橋本先生。今後は「妊娠・出産後に安心と喜びが待つ社会」、「母親が十分な愛情を子どもに注げる社会」を目指し、皆さんの声を集め「優しさとぬくもりの政策」を展開したいと訴えられました。
 
・橋本さんの優しい人柄がうかがえる講演でした。こんな政治家がもっと増えてくれたら・・・
 ご活躍を期待しています!
・子どもにとって母親は絶対的な存在、子どもに十分な愛情を注ぐ・・・当たり前のことが難しくなって
 きているのでしょうか。苫小牧のニュースは胸が張り裂けそうになりました。
かかりつけ助産師のススメ
特別講演「安心できるお産のために−助産師外来のススメ−」札幌マタニティ・ウイメンズ 顧問 藤本征一郎先生
現在の産科医療の現場では、助産師が本来するべき仕事ができておらず、看護師と大差のない活躍しかなされていない。助産師のさらなる活躍こそが産科医を助け、かかりつけ助産師の存在が妊婦さんの安心につながると話す藤本先生。開業助産師、助産師外来はもちろん、院内契約助産師などのご提案もいただきました。
 
安心できるお産、安心とは?
完全な安全は不可能だとしたら、安心できるお産とはリスクの少ないお産ということに。リスクの少ないお産とは、健全な妊婦・健全な妊娠経過でお産に臨むことであると話されました。
 
かかりつけ助産師の必要性
妊娠から出産まで一貫して同じ助産師に診てもらい、分娩やその後の経過、ひいては取り上げた子供の成長からご家族の健康管理までを相談できたとしたら、これほどの安心はあるでしょうか。これはお母さんの安心だけではなく、産科医の負担軽減にもつながり、元気な産科医が危険な出産にだけ集中して取り組むことは、分娩にともなうリスク全体の軽減につながる。是非、お母さん方からも、助産師の有効活用を促してくださいと訴えられました。
 
・数十年前までは、助産師さんがメインで分娩を扱っていたとは知りませんでした。
 かかりつけ助産師さんがいたら頼もしいですね。
・産婦人科医不足で病院が減っている現在、助産師さんの活躍の場を拡げることは最優先課題ですね。
 勉強になりました。
映像を見る ページトップへ
パネルディスカッション「パパの育児・家事シェア」
「パパに育児・家事参加を促すコツ」
パネルディスカッションのコーディネーターはバースセンス研究所の大葉ナナコさんです。和やかな雰囲気の中、パパの育児・家事シェアについての本音トークが繰り広げられました。今回のディスカッションでは、政治家・助産師・産婦人科ドクターと立場の異なる子育て真っ最中のお三方から、パパの育児家事参加を促すコツをご提案いただきました。
ムーンベビー代表・開業助産師 小山内夕乃さん   エナレディースクリニック 副院長 宿田孝弘先生
「誉めてうまく巻き込む!」 「思いやりの気持ちを夫婦間で」
とにかくパパを誉めて、気持ちよく手伝ってもらえるように・・・
ママがパパへ「お風呂に入れて!」、指示・命令になっていませんか?
参議院議員 橋本聖子先生   子育てにマニュアルはなく、自分に合った方法で、肩の力を抜いて自信を持ってと話す小山内さん。子供と接することが、他の何よりも面白いと話す宿田先生。子供を持つことで優しくなれると話す橋本先生。三人三様、子育ての楽しさを話されました。
「家族はチーム、子供を中心に広がる家族の輪」
子供を中心にするとコミュニケーションの輪が自然と広がります。
 
・いつの間にかパパに命令していたかも?!反省しました・・・。
・二人目、三人目と兄弟を作ってあげたいと思いました。負担が軽減する政策を!
パネルディスカッション「パパの育児・家事シェア」
「パパに育児・家事参加を促すコツ」
一部に引き続き、パネルディスカッションのコーディネーターはバースセンス研究所の大葉ナナコさんです。和やかな雰囲気の中、パパの育児・家事シェアについての本音トークが繰り広げられました。今回のディスカッションでは、小児科ドクター・産婦人科ドクター・助産師と立場の異なるお三方から、パパの育児家事参加を促すコツをご提案いただきました。
 
札幌マタニティ・ウイメンズホスピタル 助産師 南波美穂さん   朋佑会 札幌産科婦人科 名誉院長 南部春生先生
「たくさん抱きしめてあげて」 「思いやりの気持ちを夫婦間で」
一日数分でも子供とふれあう時間を
しつけは「しなさい」ではなく親が模範となるように
ひなたクリニック 院長 三橋裕一先生   医療の現場で50年活躍されている南部先生。独特のユーモアを交えて、小児科ドクターの立場から、4人のお子さんを育て上げた父親としての立場から、実のある話をたくさんしてくださいました。仕事を家には持ち帰らない、パソコンがもたらす子供の情緒発達に対する弊害など、大変勉強になりました。
「子供を通してパパの家事参加を」
父性の目覚めは人それぞれ、子供を通してパパにお願いしてみては?
 
・母性と違って、父性の目覚めは人それぞれ。早くうちのパパも目覚めないかなぁ〜
 パパ育ても頑張ります!
・妊娠初期からパパが育児に関心を持つような取り組みが病院でもたくさん行われているんですね。
 助産師さんのお話が参考になりました
映像を見る ページトップへ