マタニティルネッサンス2007
  特別講演 パネルディスカッション 映像で見る
福岡会場
全国5ヶ所で開催されたマタニティルネッサンス2007。
第1回目の福岡会場には性別・年齢を問わず妊娠・出産に対する高い意識をお持ちの方が来場していました。
「パパの育児・家事シェアが日本の未来を変える!」というスローガンのもとに、メインステージでは最近マスコミで話題になっている、
「いのち〜こうのとりのゆりかごを通して」慈恵病院田尻看護部長の特別講演、医療現場の現役ドクターによるパネルディスカッションが行われました。パパの育児・家事シェアのヒントが盛りだくさんの密度の濃い時間となりました。
 
小さな「いのち」を守る社会に!
特別講演「いのち〜こうのとりのゆりかごを通して」慈恵病院 看護部長 田尻由貴子さん
慈恵病院の田尻看護部長は「こうのとりのゆりかご」の設置の経緯と設置後の経過を今の日本社会が抱える問題と関連付けてお話になり、いのちの大切さ、いのちの尊さを子どもから大人までの共通認識となるよう訴えられました。
  事前相談こそが「こうのとりのゆりかご」の本来の目的
  設置後のマスコミの「赤ちゃんポスト」報道により捨て子の受け皿のように解釈され、倫理観の論争ばかりが取り沙汰された「こうのとりのゆりかご」。
ドイツの生命尊重センターに見学に行き、熊本県と連携して行っている妊娠SOS24時間ホットラインを経て、「こうのとりのゆりかご」の設置に至るまでの慈恵病院が歩んだ険しい道のり、蓮田理事長をはじめとする慈恵病院スタッフの深い愛、本来の目的を是非知って頂きたいと感じました。
  美しい自然と、適度の貧乏と、親の愛
  この三つこそが、子育てに必要な重要な要素だと話された田尻さん。
子どもがイキイキ育ち、家族の絆を大切にする社会こそが、ゆりかごが目指す社会だと話されました。
 
・養子縁組のことなど、知らないことがたくさんありました。こうのとりゆりかごに対するイメージも、歪んだ
 報道で間違った理解をしていました。
・ドイツのベビークラッペのお母さんへの手紙が感動しました。
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パネルディスカッション「パパの育児・家事シェア」
「より良い出産・育児のために!」
パネルディスカッションのコーディネーターは
日本誕生学協会 佐竹直子さんが務めました。
和やかな雰囲気の中、パパの育児・家事シェアについての本音トークが繰り広げられました。今回のディスカッションでは、産婦人科の先生方が実際にご自身の産院で行われている妊娠初期からのパパの育児参加を促す取り組みについて、パパとしてのご自身の体験に基づいた子育て・家庭円満の秘訣を披露してくださいました。
   
片岡レディスクリニック 院長 片岡明生先生   エンゼル病院 下川浩先生
「産前教育の重要性」 「お母さんは赤ちゃんの分まで自己管理を!」
産前教育の徹底こそが一番大切な少子化対策
夫が妻を、企業が夫をサポートする世の中に!お母さんは自己管理に注意し安全な出産を!
公立八女総合病院 副企業長 畑瀬哲郎先生   渡辺クリニック 理事長 渡辺忠義先生
「もっとご家族のための分娩を」 「命の大切さを伝えたい!」
働くご夫婦のため「夜の両親学級」を企画されている畑瀬先生
お父さん、ご兄弟はもちろん、希望するすべての方が検診に同伴できるように
最近相次いだ妊婦さんのたらい回しのニュースを、ドクターの立場から注意を呼びかけた下川先生。お母さんは赤ちゃんの分まで自己管理に気をつけ、お父さんのサポートをはじめとする利用できるだけのサポートを利用し安全なお産を心掛けてくださいと話されました。
 
・子育ての最大のコツは「夫が妻を思いやり、妻が夫を思いやることだ」とのご自身の実体験に基づいた言葉に
 感動しました。
・公立病院もさまざまな取り組みがなされているのですね。イメージが変わりました。
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